健康講座を開催しました

「生涯自分の口で食べるために」

【報告/衛生部】
2024/11/8


 11月8日(金)に「健康講座」を開催し、約20名の方々にご参加頂きました。「生涯自分の口で食べるために」と題し、幸区役所 地域みまもり支援センター 地域支援課の管理栄養士、歯科衛生士の方々から、口の健康の維持、改善についてお話頂きました。

 管理栄養士の方からは、フレイル(衰え)を防ぐためには、①バランスの良い1日3回の食事と口腔ケア、②体を動かすこと、③人との交流を持つ社会参加が有効で、中でも①バランスの良い食事には、色々なものを満遍なく、特にたんぱく質やビタミンの摂取を心掛けることが大事との説明に続き、具体的な食事の工夫の方法をご紹介頂きました。
【参考】「高齢者の食を通した健康づくり~フレイル予防~」 https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000121236.html

 歯科衛生士の方からは、死因の第6位にランクされる誤嚥性肺炎に繋がるオーラルフレイルの予防についてお話し頂きました。
 誤嚥性肺炎とは、食堂を通るはずの食べ物が誤って肺に入り炎症を起こす疾患で、原因は、加齢に伴うのどの筋力の低下と、唾液の減少によって食べ物がばらけて気管に入りやすくなることと、口の中で細菌が増えやすくなることなど。その予防には、①食前ののどや口の筋トレ、唾液腺マッサージと②食後の歯磨き、舌の掃除が有効とのお話がありました。

管理衛生士の方からは、フレイルの予防にはバランスの良い食事の重要性と、そのための食事の工夫の方法のご紹介がありました。途中、自身の食事の偏り具合を確認するワークを行いました。
歯科衛生士の方からは、誤嚥性肺炎の原因とその予防法のご紹介がありました。最後に、「吹き戻し笛」を用いた肺のトレーニングを行いました。